2013年4月18日木曜日

セミナーをやることになったらとっかかりになる「お客をまとめてつかまえる「セミナー営業」の上手なやり方」

お客をまとめてつかまえる「セミナー営業」の上手なやり方

セミナーを開催したことがない、セミナーがうまくいっていないという人のために、セミナーの活用を通じた見込み客の集客やそこからの受注をしていくための考え方や具体的な方法を紹介した本。

著者は船井総研で数多くのセミナーをプロデュースしている方。比較的高額な商品とかコンサルタント系の話をベースにしている感じなので、扱う商品やサービスによっては当てはまりづらいところもあるかもやけど、全体的な考え方としては参考になる。

章立ても以下のようになっていて、セミナーの企画や運営だけでなく、最終目的である受注のところまでカバーされている。

  1. セミナー企画の立て方
  2. 成功の8割を握るセミナー準備
  3. 行列ができるセミナー集客法
  4. 満足を最大化する運営法とは
  5. 受注につなげるアフターフォロー
  6. 継続するための仕組み作り

運営に関して、集客リストの集め方、セミナー日程の決め方、ゲスト講師の選び方、会場の選び方、運営時のチェックリスト等々、具体的な手法も紹介されていて実践的。


■「売り物」を明確にする
考え方の面で1つ参考になったのが、冒頭に書いてある、「売り物」が明確になっているかというポイント。当たり前のことのように見えるけど、言われてみると意外とここを明確に改めて定義したりすることは見落としがちな気がする。

「セミナーに多くのコンテンツを詰め込みすぎてしまい、結局、何を売りたいのか、お客様にどんな行動をさせたいのかがわからなくなってしまっているセミナーが、驚くほど多い」(p14)

ただし、「売り物」を明確にすると言っても売り込みをしろということではない。重要なのは落とし所を決めること。

「受注に結びつくよいセミナーは、「売り物」が明確で、かつ「売り物」までの動線が緻密に設計されています」(p14)

また、「ひとつのセミナーでは、ひとつの目的に集中する」(p157)ことの重要性も述べらている。企画する時はあれもこれもって考えがちやけど、やっぱ捨てる決断って大事なんやなーと改めて思った。

セミナーの企画や運営をすることになったらとりあえずの手始めとして読むのに参考になる一冊やと思った。

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