2013年3月19日火曜日

「OJTで部下が面白いほど育つ本」から再認識する目的の共有とPDCAの重要性

[ポイント図解]OJTで部下が面白いほど育つ本

OJTのポイントについて図解で整理している本。全部で160pくらいと薄いし、図も豊富なので読みやすい。

内容としては、OJTのメリット・デメリットや注意点等の考え方から、コーチングをベースにしたテクニックの話まで。薄いので1つ1つは詳しくはないけど全体像をつかむのには良いかも。


■OJTと放置は違う
OJTというと、徒弟制のイメージからか、先輩の背中を見て学べみたいなイメージがあるけど、ちゃんとやるには手順や計画が重要だということを改めて認識できた。

PDCAをきっちりまわす手段と手順がカギということが述べられており、目標の共有化、計画の実行、結果の確認、次の仕事に活かしていくというサイクルを回していくことが重要。

計画と実行くらいまではやっても、確認や振り返り等までサイクルとしてしっかりやるのって意外に抜けてる気がする。

また、実行中もチェックリストを設けてしっかり進捗をフォローしていくことも述べられていて、チェックリストのサンプルも会った。このあたりは参考になるなーと思った。


■OJTの目的と位置づけの明確化が重要
もう1つ大事やなーと思ったのが目的の明確化。本書では、「目的」を共有できていないと、OJTはムダになるということが述べられている。

また、目的をどこに設定するかによって今やるべきことは変わってくる。長期と短期でも視点が変わってくる。

例えば、半年以内に簿記2級相当の知識を身につけるという目標を設定したとする。この時、もし部下が、「自分は将来経営企画をやりたい」と思っていたら、何の説明もなく言っても納得してもらえない。

そこで、長期的な目標を踏まえ、「長期的に会社を担う人材になってもらうために、今は数字を読む力を身につけてほしい」といった言い方をすれば伝わるという話。

これはOJTに限らんかもやけど、目的を明確にし、その上で位置づけを整理することが重要やなーと改めて思った。

これを読んだだけでは、面白いほど部下が育つかというと難しいとは思うけど、そうできるために参考になるポイントが確認できる一冊やった。

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