2012年10月10日水曜日

NLPの概要を図解でさっと学ぶのに良さそうな「図解 NLPコーチング術 やる気と能力を引き出す」

図解NLPコーチング術―やる気と能力を引き出す

「図解 NLPコーチング術 やる気と能力を引き出す」読了。大判で持ち運びにはちょっと大きいけど、見開き2ページで1トピックを、図表を使って解説されていて分かりやすかった。

NLPの話をコーチングとの組み合わせで解説していて、自分に働きかけるというより相手に働きかける視点に重点が置かれている感じ(セルフコーチングの話もあるけど)。

他の本に比べると、本自体が薄いこともあってそんなに深くはないけど、ざっと概要をさっとつかむには手軽に読めて良い感じやと思う。でかいので持ち運びづらいのがやや難やったけど(^^;)

最近NLPが面白いなーと思ってるけど、そのへんが以下のあたりによく表されとった。

「NLPでは、まず「自分が知っていることをどのように知っているか」を学びます。「脳は五感を通して物事を理解する」という大前提にのっとって「知覚の鋭敏さ」を養うためのアプローチがあります」(p8)

「私たちが見て、聞いて、感じている世界は「現実」そのものではない」

単なるコミュニケーションのテクニックと言うよりは、「自分が知っていることをどのように知っているか」っていうところからスタートするんで、自分自身の思考の構造の理解にもつながるから面白いんかなー。

以下の前提はいい言葉が並んでるので時々見返したい。

■「NLP×コーチング」の前提
◎「地図は領土ではない」=コミュニケーションの本質を知る
 人間は現実に反応するのではなく、現実を知覚し、描いた地図に反応する

◎人間は、常に現時点で可能な最善を尽くしている

◎人間は、変化に必要なリソース(資源)をすでに持っている
 リソース=過去の体験、人脈、豊かな五感、才能、能力、身体など

◎他者の世界観=地図・フィールドを尊重することは、コミュニケーションの基本条件であり、それは柔軟性の発揮によって手に入る

◎誰かにできることは、ほかの人(あなた)にもできる

◎心と身体は「心身一如」であり、一つの有機的システムである
 呼吸―脳内物質を変えることで変化させる=姿勢を変える

◎何も選択しないよりは、何かを選択した方がよい
 行動する、やってみるとわかってくる

◎「失敗」はない!あるのはフィードバックだけである

◎相手の今の反応が、今あなたが行ったコミュニケーションの成果・結果である
 「何を話すか?」ではなく、「どんな反応を起こすか?」

◎ピンチ(問題・制限)は、絶好のチャンス(機会)である
 意識レベルを変える。意味や見方を変える

◎すべての人間の行動には肯定的な意図がある。また、すべての行動は何かの役に立っており、価値がある

◎「現実を体験する方法(解釈)を変化させる能力」は、現実そのものを変化させるよりも効果的であることが多い
 誰もが「脳の中での解釈に一喜一憂している」のだから、解釈やイメージを変化させるほうが効率的で素早い
(p27)

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